私の右腕には一年ほど前から消えずに残っている傷がある。
去年の梅雨時に愛猫に引っ掻かれて出来た傷なのだが、それほど深いわけでもなかったのに未だに見てはっきりとわかるぐらい跡になって残っている。
このまま消えないか、消えるにしても年単位で時間がかかるだろうと思っているけれど、昔はこうした傷が残ることがなかったことを考えると、年齢とともに皮膚再生能力が衰えてきているのを否応なしに感じさせられる。
子供の頃はもっと深い傷ができる怪我をしていたこともあるのに、そちらの方は思い返して探してみても傷跡が残っ...

私ぐらいの年齢で衰えを感じるとか言うと、もっと上の方から鼻で笑われるかも知れないし、そもそも幼少期の皮膚再生能力と比べるのが間違っていると言えるかもしれない。
だが老いや衰えと言うのはそうした身近な出来事から感じていくものでもあると思う。
少なくとも子供の頃にも散々飼い猫から引っ掻かれているし、当時にはもっと深い引っかき傷もあったのだがそちらは残っていないことを見ると、やはり曲がり角を過ぎたのだと思えてならない。
しかし曲がり角を過ぎていきなり下り坂というのは勘弁願いたいし、そんな急に変わるもの...

皮膚、と言うよりは細胞全般の話になるが、必要な栄養層は亜鉛や各種ビタミン、ナイアシン、アミノ酸であるらしい。
また、クエン酸やビタミンCと一緒に摂取すると亜鉛の吸収率が格段に良くなるそうだ。
調べてみると、なるほど亜鉛が多く含まれているような食べ物に私は縁がないことが発覚、もしかしてこれが原因じゃないかと思えるぐらいに見事に関わりが無い。
牡蠣や豚レバーは私が食べない食べ物の代表であるし、それ以外にしてもアーモンドやチーズ、スルメなどでこちらもあまり食べない。特にレバーは各種のビタミンに加えてナ...

私は牡蠣やレバーなどは嫌いと言うよりは食べれないという方が近いので、こうなるともう他の食べ物で摂取するか、それこそサプリメントに頼るしかない。
亜鉛を多く含む他の食べ物と言うと、あさり、たらばがに、そら豆、ごま、牛もも肉、卵、アーモンド、大豆、高野豆腐、とうもろこし、玄米などになるようだが、やはりこちらもあまり縁がない。
日常的に食べる機会があるのは卵ぐらいだろうか？
こうして考えると人によって摂取しづらい栄養素を、サプリメントで補えるようになったのはとてもありがたい事だと思える。
私は皮膚再生...